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「森のげえむ屋さん」今年1年を振り返る

 暦を見れは今年も残りわずか。今年の1月に個人事業として「森のげえむ屋さん」を再開し、それからほぼ1年。ブログも1月に1回投稿したきりでそれから全く更新せずにほぼ1年。せめて年の終わりぐらい、この1年何をやっていたのかという報告をしといた方がいいかなと思い、ブログを更新しました。

 さて、今年の「森のげえむ屋さん」ですが、大まかに言えば、某ゲーム会社から請け負った某ゲーム企画のプロトタイプ版開発のディレクション、ゲームデザイン業務をメインに、地域活性化(私の生まれ育った町である宮崎県高鍋町の)企画にも携わっていたという感じでした。

 まず、某ゲーム企画ですが(守秘義務の為詳細は内緒)、プロトタイプ版にしては割と大掛かりで(SFC時代のゲーム1本分に相当)、その内容もハードルが高くかなり難しいものでした。しかしその分、開発において得られた新しい知識や情報は多く、個人的には大変勉強になり有意義な仕事となりました。内容的にも優秀な開発スタッフが揃ったおかげで、かなりの斬新性と可能性があるものになったのではないかと自負しています。ただ、そのような内容であったとしても、あくまでプロトタイプ版なので、それがそのまま商品化に進むというわけにはいきません。ご存じの通り、昨今のコンシューマゲームの開発費は昔と比べて多額の予算(億単位)がかかり、いくらプロトタイプ版に斬新性や可能性があったとしても、それが商品として採算の取れるマーケット的根拠、裏付けがないと商品化プロジェクトとして会社側から承認されないからです。そこを見誤ると大赤字にもなりかねませんからね。(ビジネスなので当前の話ですが……)
ということで、今回のプロトタイプ版がどういう評価を受け、どういう運命をたどるかはわかりません。正直、商品化へのハードルは高く、かなり厳しい状況であることは覚悟しています。しかし、それでもプロタイプ版がもつ「斬新性と可能性」に対する評価が、もしかしたら高いハードルを越えさせてくれるかもしれないという一縷の望みも捨ててはいません。
今は、人事を尽くして天命を待つ、という心境です。
(担当プロデューサーさま、よろしくお願いします!)

 次に、地域活性化(町おこし)企画ですが、これは私が「森のげえむ屋さん・高鍋分室」に移動したときに主に携わっていました。といっても、企画を実践していたというのではなく、その前段階である下調べ、つまり、高鍋町のいろんな人と出会い、町の実状の情報収集をしていたという感じです。実は最初はよくある町おこし企画(ARやVRを使った史跡紹介や、町をテーマにしたRPG)で行けそうかなと安直に考えていたのですが、町の実状を知れば知るほど、そのようなよくある定型的な企画ではうまく行かないだろうという現実の壁に直面しました。その町にはその町に合った独自の方法論でやらないと効果がないのではないかと。
「こりゃ、ひとりでやってくのは厳しいかもなぁ……」
と、半ば途方にくれていると、幸運なことに今年の9月に「コワーキングサロン VIVA CAGUCCI」という起業や町おこしで人々を繋げることを目的とする拠点的施設が誕生していたことを知りました。

VIVA CAGUCCIの全景。目の前に日向灘が広がり最高のロケーションです。

 早速、そこに出向きスタッフの方々からお話をお聞きすると、自分がやろうとしている方向性とほぼ一致していることに気づきました。同時に高鍋のような小さく、どちらかというと保守的な町でも自分と志を同じくする人たちが結構いることも知りました。
「渡りに船。これで、少し前進できるかもなぁ」
今まで机上のアイデアレベルだった地域活性化(町おこし)企画が、やっと現実のものとして一歩踏み出せそうな状況になってきたという感じです。
もちろん、この企画は誰かに頼まれてやっている仕事ではないし、収益も望めないし、この先どうなるかも分かりません。それでも、私が今まで培ってきたゲームの方法論がうまく生かせて、それが「高鍋町」や「森のげえむ屋さん」、そして、そのチャンスを作っていただいた「viva kagucci」にとって良い方向に発展してゆければ嬉しいなぁ、と思う今日この頃です。(もちろん収益にも繋がればベストですが)

 以上、「森のげえむ屋さん」今年1年を振り返る、でした。
来年は今年まいた「種」から芽が出て育ってゆく年になればいいなぁ……。
それではみなさま、良いお年を!